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古着の新しい解釈によって生まれたハイブリッドなデニムセットアップ。

古着の新しい解釈によって生まれたハイブリッドなデニムセットアップ。

2023.08.01

お互いが感じるアメリカ、そして古着。

日本のファッションシーンの先頭を走り続ける〈N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)〉と、ブランド創設からわずか4年ながら確かな存在感を示す〈セブンバイセブン(SEVEN BY SEVEN)〉。両者の取り組みにより、なんとも新しいハイブリッドなセットアップのデニムが誕生しました。

N.HOOLYWOOD × SEVEN BY SEVEN
日本のファッションシーンの先頭を走り続ける〈N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)〉と、ブランド創設からわずか4年ながら確かな存在感を示す〈セブンバイセブン(SEVEN BY SEVEN)〉。両者の取り組みにより、なんとも新しいハイブリッドなセットアップのデニムが誕生しました。どちらのブランドにも“古着”というキーワードが見え隠れしているわけですが、今回のアイテムも、そんな古き良き時代の服をベースにデザインされています。とはいえ一筋縄ではいかないのが両ブランドのクリエーション。ということで、その奥深き世界を〈N.ハリウッド〉の尾花大輔さんと、〈セブンバイセブン〉の川上淳也さんに語ってもらいました。意外性のあるコラボレート、その根源にあるものとは?

ー〈N.ハリウッド〉と〈セブンバイセブン〉がコラボレートをしたという話を聞いて、意外だなと思いました。おふたりでメディアに出ることもなかなかなかったと思うんですが、そもそもどんな繋がりがあるんですか?

尾花:もともと彼の先輩にあたる人物がぼくの親友で、その繋がりですね。なので、結構前から知ってはいました。とはいえ、淳也くんとはもう10年くらい会ってなかったんです。そうしたらある日、うちのデザイナーアシスタントが「渋谷におもしろいお店ができたんで行ってみませんか?」って言うもんだからそこに足を運んでみたら、彼がいたんですよ。

ー渋谷にある「7×7(セブンバイセブン) 」ですね。

川上:そのとき、かなり久しぶりにお会いしましたよね。ぼくは雑誌などで一方的に尾花さんを拝見していましたけど。たまたまの再会でしたが、来てくれたからにはなにか爪痕を残したいな、とそのとき思いました(笑)。

 

単なるレプリカではないハイブリッド感のあるクリエーション。

誰もが知っているジーンズの王道ブランドの、王道的なヴィンテージアイテムがありますよね。今回のパンツはそのヴィンテージの生地を、当時と近いレシピで岡山の職人と作ったものなんです。

ーそろそろアイテムの話に移りたいと思います。前回〈ループウィラー(LOOPWHEELER)〉とコラボレートした際の動画で尾花さんは、しかるべき理由がないとコラボレートしないというお話をされていました。今回の場合、その理由というのはどこにあったのでしょうか?

尾花:やはり、自分がこれまで歩いて来た道筋にあるもの、例えばヴィンテージであったりミリタリーであったり、そういった軸をベースにやらないと、こちらとしても理由が浮かばないし、お客さんも「なんで?」となると思うんです。90年代の裏原ブームのときは、近いブランド同士のコラボレートがたくさんあって、そこには一緒に遊んでいる仲間同士っていう確固たる理由があった。でも、それがいまの時代に通用するかといえば、そうじゃないと思うし、ぼく自身、遊びで生まれたパッションからモノを作るというタイプでもないんです。

ーそれでできあがったのがこのセットアップということですね。今回のアイテムはどんなところから着想を得ているんですか?

尾花:もともとこのパンツを作りたいなと思っていたんです。それが始まりですね。

古着屋からはじまるセルフスタイリングやリアリティー。
この制作を通して淳也くんのことを知れたのはよかったですね。久しぶりに再会したとはいえ、その前に深い関わりがあったかといえば、そういうわけでもないので。ようやく彼のことを知れたというか。自分がやってきたことと、彼がいまやっていることのあいだに似通う部分があったのはうれしかったです。いろいろ話しているうちに刺激を受ける部分もありましたし。それに、彼に対して教えてあげられることもあったような気がするので。

 

お互いが感じるアメリカ、そして古着。

日本のファッションシーンの先頭を走り続ける〈N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)〉と、ブランド創設からわずか4年ながら確かな存在感を示す〈セブンバイセブン(SEVEN BY SEVEN)〉。両者の取り組みにより、なんとも新しいハイブリッドなセットアップのデニムが誕生しました。

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