SEVEN BY SEVENの黎明期から展開するアイコンアイテム。
それが今回ご紹介する、“手刺繍”によるリメイクTシャツです。
しかしこのTシャツ、ただの刺繍にあらず。
今回は改めてそのアイテムにフォーカス。
コンセプトから作りの秘密まで、その魅力をご紹介します。
このTシャツのデザインの秘密。それは、デザイナーである川上がピックアップした古着のTシャツのプリントに合わせて、インドの刺繍職人が忠実にそのデザインを再現しているということ。Tシャツそのものは古くはあるけれど希少価値があるものではありません。しかしそこにハンドクラフトによる刺繍を施すことで新しい価値をプラス。2つと同じものがない価値を創出しているところがポイントです。
川上がピックアップするプリントTシャツは、シーズンによってそのコンセプトが異なりますが、今回採用したのはレーシングカーをモチーフとしたTシャツです。
もともとのプリントTはかなりクセのあるデザイン。ファッションとして着るにはハードルが高いですが、刺繍を加えることでデザインとして楽しめる仕上がりに。さらに手作業による刺繍のリッチさも備えたアイテムに生まれ変わっています。
ぜひ写真をピンチアウトして見てみてください。
ベースとなるプリントの絵柄に合わせて文字の立体感や微妙な色使い、デザインとしての縁取り、文字の再現性など、かなり精巧な技術を駆使して作られているのがわかるはず。熟練した職人だからこそ実現可能なデザインとなっています。
これらの刺繍を施すのはインドの熟練した職人たち。プリント部分を刺繍でどのように表現するかはそれぞれの職人の判断に委ねています。几帳面で細かい刺繍を施す人もいれば、少しアバウトな人もいる。その細かさも、曖昧さも面白味として再現されるところがこのTシャツの魅力です。
もちろんこれらのTシャツはすべて1点もの。この世に1つしかないアイテムです。いわゆるヴィンテージTシャツでもなく、単なるハンドクラフト系のTシャツでもない。SEVEN BY SEVENのセレクトのセンスと類まれな職人の技術の結晶でこそ生まれる唯一無二のマスターピース。まさに一期一会の出会いをお見逃しなく。